2015/06/22

しゃれこうべ

こんばんは!新田です。

 「顎関節症」という言葉をお聞きになったことがございますか?顎の関節の不調が原因で様々な症状が出ている状態のことです.
 私達は、顎関節症の患者さんに顎の骨や顎関節の構造を説明する場合があります.構造や仕組み,痛みの発生のメカニズムを説明してご理解いただくだけで不安が解消され,場合によっては顎関節症が治ったりすることもあるからです(厳密には治ってはいませんが).
 そのために診療室に頭の骨の模型を置いていて,患者さんの座る椅子の後ろの棚の中に潜んでおります.見慣れない方にはネガティブなイメージで違和感があるかもしれませんが、敵(顎関節症)を知るためには、解剖学は必須なのです。




私は「ガイコツ」「頭蓋骨(トウガイコツ)」「ドクロ」などと呼ぶより「しゃれこうべ」と呼ぶ方がやわらかいイメージがするので、好んでそう呼んでいました。
先日、患者さんに説明しようとしたところ、この事件が起きたのです。
私「シャレコウベ取って」
スタッフ「、、、?すみません,もう一度いいですか?」
私「シャレコウベだよ。」
スタッフ「シャレコウ、、、?すみません,,,」
私「シャ、レ、コ、ウ、ベ、、、えーと、トウガイコツだよ」
スタッフ「、、、あぁー!わかりました」

これはジェネレーションギャップなのでしょうか。三人中二人が知りませんでした。自分の当たり前が他の人の当たり前とは限らないという教訓を得ました。日々勉強ですね.


ちなみに「髑髏」と書くそうです。どうでもよいですね.失礼いたしました.

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